起き上がり小法師の錘り

ことばや体験が「錘り」となるおかげで、倒れてもまた起き上がる「起き上がりこぼし」の備忘録

できるだけのことをしたら、あとは寝て待てる

悲観主義は気分に属し、

楽観主義は意志に属する」

アラン『幸福論』

 

仕事が辛くて嫌で仕方がなかったときに、

何かでみかけた一節。

 

仕事が辛い、嫌だ→気分

意志→そんな気分でいるのも嫌だ、ならば…

 

こんなに嫌な思いをしながらも頑張っているのだから、

せめて結果はうまくいくんだ、

やるだけのことはやりつくしたはず、

家宝は寝て待て、の気持ち

→→→楽観主義

 

というふうに、考え方の見方を変えることで、

持ち直し、自分が自分であることを保てたように思います。

 

なんて書くと、どんだけひどい仕事なんだ!?と思うかもしれません。

当時はいろんな立場の人が関わる感情労働をしていました。いつもにこにこを強いられます。

そこで、倫理観に合わないことをされるのが嫌だったんです。

例えば締切に遅れる、連絡しない/忘れる、電話とらない…などなどの行為が日常茶飯事でした。

ささいなことかもしれませんが、ボディブローのようにメンタルを叩いてきていたんですねー。

いわく、締切を守れないのも、連絡忘れるのも、電話とれないのも、オレのせいじゃないんだそうです。

 

相手を変えるのは難しい。

ならば、自分ができることをできるだけやって、あとは「寝て待て」でいい。

頑張ったんだから、その結果なんだから、それでいい。

 

見ててくれる人は、ちゃんとお天道様のように見ててくれるものだということも、

後になってわかりました。



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先述のノートのあとには、こちらの手帳に書き付けていました。